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2016.4.26 : スイセンをニラと間違え食中毒

有毒植物のスイセンを、ニラと間違えて食べた中野市の親子4人が、おう吐などの症状を訴えて病院で手当てを受けました。
保健所は食中毒と断定し、よく分からない植物は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。 長野県によりますと、25日、中野市内の病院から「おう吐など食中毒とみられる症状を訴えている患者がいる」と、北信保健所に連絡がありました。
症状を訴えていたのは中野市に住む親子4人で、親子は24日、「自宅の庭に生えていたニラをせんべいにして食べた」と話していたということです。
このため自宅の庭を調べたところ、有毒植物のスイセンが、ニラと一緒に生えているのが見つかったということで、保健所は誤ってスイセンを食べたことによる食中毒と断定しました。 4人のうち子ども3人は入院しましたが、いずれも快方に向かっているということです。
長野県によりますと、スイセンは見た目はニラとよく似ていますが、ニラ特有の臭いはないということです。
全国では、家庭菜園や山菜採りで誤って有毒な植物を食べ、食中毒を起こしたとみられるケースが相次いでいて、長野県は、よく分からない植物は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。