2016.2.7 : 長野県の人口
県内の人口は、先月1日時点で209万人あまりと14年連続で減少したことが、長野県の統計でわかりました。
県では引き続き、人口減少対策の取り組みを充実させたいとしています。
長野県によりますと、先月1日時点の県内の人口は前の年と比べて1万735人少ない209万4452人で、14年連続で減少しました。
人口が増えた自治体は、7つの町と村にとどまり、残りの70市町村は減少となっています。
また、去年1年間に死亡した人は2万4749人と平成に入ってから最も多くなった一方、出生数は1万5822人と最少となりこの2つの差、いわゆる「自然減」は8927人と、これまでで最大になりました。
一方、県外に転出した人と県内に転入した人の差は307人と、15年連続で転出が転入を上回りましたが前の年の1960人に比べて大幅に改善し、この15年では最も差が小さくなりました。
これは東京のメーカーの生産・開発拠点が長野市に移転したことに伴う首都圏からの転入者が増えたことなどが背景にあるとみられています。
長野県は引き続き人口減少に歯止めをかけるため、企業の誘致や女性の出産、それに子育て支援などの取り組みを充実させたいとしています。