2016.2.16 : 小澤征爾さん作品がグラミー賞
アメリカ音楽界でもっとも権威があるとされる「グラミー賞」の授賞式がロサンゼルスで行われ、世界的に活躍する音楽家、
小澤征爾さんが3年前に松本市で指揮をした作品「ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》」が最優秀オペラ・レコーディング賞を受賞しました。
ことしで58回目となるグラミー賞の授賞式が15日、ロサンゼルスで行われました。
このなかで、世界的に活躍する音楽家、小澤征爾さんが指揮をした作品「ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》」が最優秀オペラ・レコーディング賞を受賞しました。
受賞した作品は、2013年に長野県松本市で開かれた音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」で小澤さんが指揮をした公演の模様を収録したものです。
小澤さんは、旧満州生まれの80歳。
アメリカのボストン交響楽団で30年近くにわたって常任指揮者と音楽監督を務めたほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとした世界有数のオーケストラと共演するなど、その実力は世界で高く評価されています。
作品を販売する大手レコード会社「ユニバーサルミュージック」によりますと、小澤さんは、今回を含めてこれまでに8回グラミー賞にノミネートされていますが、受賞は初めてだということです。
小澤さんは「たいへんうれしく、みんなとこの作品を創れたことを誇りに思います。仲間たちとこの喜びを分かち合いたいです」とするコメントを発表しました。