2016.1.8 : 化血研を業務停止へ 過去最長の110日間
熊本市にある血液製剤などのメーカー「化血研」が、国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、組織的な隠蔽を続けていた問題で、塩崎厚生労働大臣は8日午後、
化血研に対して処分の期間としてはこれまでで最も長い110日間の業務停止を命じることを明らかにしたうえで、組織の抜本的な見直しを求めていく考えを示しました。
この問題は、熊本市にある血液製剤などのメーカー「化血研」、「化学及血清療法研究所」が、およそ40年にわたって国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、組織的な隠蔽を図っていたものです。
これについて塩崎厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、8日午後、化血研に対して処分の期間としてはこれまででもっとも長い、110日間の業務停止を命じることを明らかにしました。
そのうえで、本来であれば医薬品の製造販売業の許可を取り消す処分が相当だと指摘したうえで、「化血研には今のままの組織で医薬品の製造販売を継続することを前提としないよう要請している」と述べ、
組織の抜本的な見直しを求めていく考えを示しました。