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2016.1.30 : 雪の倒木で松本・山形・塩尻で道路の通行止めが発生

長野県内では雪の重みで倒れた木が道路を塞ぎ、松本市の2か所と山形村の1か所で温泉旅館や別荘などが孤立し、合わせて260人余りが孤立した状態になっています。けがをしたり体調が悪くなったりしている人はいないということです。
このうち松本市入山辺では、扉温泉に通じる県道で雪の重みなどで木が相次いで倒れ、およそ2キロの区間が通行止めになっていて、旅館1棟と温泉施設の利用客や従業員など120人が孤立した状態となっているということです。
また、松本市にある美ヶ原のホテルに通じる林道も通行止めとなっていて、利用客と従業員、合わせて116人が孤立した状態になっています。
これらの地域では停電なども起きていますが、いずれの地域も食料や水は準備されていて、けがをしたり体調が悪くなったりしている人はいないということです。松本市では災害対策本部を設置し、倒木の撤去などを進めていますが、 停電の復旧や通行止めの解除の見通しは立っていないということです。
また山形村の南西部の清水高原でも、村道がおよそ8キロの区間で通行止めになっていて、 別荘4世帯と宿泊施設1施設が孤立し、合わせて26人が取り残されているということです。村によりますと、けがをしている人や体調が悪くなった人はいませんが、道路の復旧のめどは立っていないということです。

 

携帯で連絡取り合う

倒木の影響で孤立した長野県松本市の扉温泉にある温泉旅館「明神館」の男性従業員によりますと、現在、60人ほどの宿泊客と40人ほどの従業員の合わせて100人以上が孤立した状態になっているということですが、体調を崩すなどした人はいないということです。
この男性従業員は、30日は松本市内にある同じ系列の別のホテルで勤務していて、明神館の従業員と携帯電話で連絡を取り合っているということです。
明神館では停電が続いているものの、電気を使わない暖房器具で部屋を暖めているということです。また、食料や水は十分にあるということです。ただ、孤立状態を解消する見通しは立っていないということで、自治体や消防などに随時、情報を伝えているということです。

塩尻市 別荘地が停電と断水・道路の通行止め

倒木による停電の影響で水を供給するポンプが止まり、東山地区と塩嶺地区の山あいの別荘地で、断水が起きました。
雨で重くなった雪のため、倒木が発生し、勝弦区で通行止となりました。
国道20号線、柿沢交差点から岡谷IC付近まで、国道153号線、金井交差点から辰野町宮木まで通行止めの被害が発生しました。

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