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2016.1.25 : 厳しい冷え込み・日本海側中心に降雪

上空の強い寒気の影響で、東北や北陸、西日本の日本海側などで雪が降り続いているほか、25日朝は全国的に厳しい冷え込みとなりました。気象庁は、路面の凍結や雪による交通への影響などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空の強い寒気が流れ込んでいるため、東北や北陸、西日本の日本海側などで雪が降り続いています。
▽菅平高原では午前6時に、氷点下18度、当塩尻市も氷点下10度となりましたが、日中は快晴にめぐまれました。
午前8時の積雪は、▽福島県只見町で1メートル61センチ、▽広島県北広島町の八幡で1メートル37センチ、▽新潟県長岡市で94センチ、▽富山市で47センチなどと、東北や北陸ではこの24時間に多いところで50センチから80センチ前後の雪が降りました。
西日本の平地でも雪が積もっているほか、東海の平野部などでも雪が降り、午前8時の積雪は、▽滋賀県彦根市で24センチ、▽長崎市で14センチ、▽鹿児島市で11センチ、▽佐賀市で6センチ、▽広島市と徳島市、名古屋市で1センチなどとなっています。
四国の山沿いでは、午前5時の時点で、▽徳島県三好市西祖谷で43センチ、▽愛媛県久万高原町の久万で35センチの積雪を観測しました。
また、25日朝は全国的に気温が下がり、午前8時までの最低気温は、▽北海道下川町で氷点下31度8分まで下がったほか、▽札幌市で氷点下10度7分、▽鹿児島市で氷点下5度3分、▽名古屋市で氷点下4度8分、▽高知市で氷点下4度、▽仙台市で氷点下3度6分、 ▽大阪市で氷点下3度5分、▽広島市で氷点下3度3分、▽東京の都心で氷点下2度6分などと、北日本から西日本の広い範囲で氷点下の厳しい冷え込みとなりました。
冬型の気圧配置は、西日本から次第に緩んでくる見込みですが、日本海側を中心にこのあとも雪が降る見込みで、26日朝にかけて降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、▽東北と北陸で40センチ、▽関東甲信と近畿で30センチ、 ▽東海と中国地方、九州北部で20センチなどと予想されています。また、25日は沖縄・奄美の海上を中心に風が強く、海上は大しけとなる見込みです。

 

NYでは史上2番目の積雪

アメリカでは、ニューヨークで積もった雪の量が史上2番目に多くなるなど、東海岸を中心に記録的な大雪に見舞われ、交通事故などが相次いで、少なくとも28人が死亡しました。
アメリカは、発達した低気圧の影響で22日から23日にかけて東海岸を中心に記録的な大雪に見舞われ、降り始めからの雪の量は、多いところで1メートルを超えました。
このうちニューヨークでは、積もった雪の量が68センチに達し、統計を取り始めた1869年以降、147年間で2番目に多くなり、大部分の鉄道やバスが運休したほか、一般の車の通行を一時的に禁止する措置がとられました。
この大雪で、走行中の車や除雪をしていた人の事故が相次ぎ、AP通信によりますと、首都ワシントンと10の州で合わせて少なくとも28人が死亡しました。また、空の便は、 23日から24日にかけて日本とアメリカを結ぶ国際線を含めおよそ9000便が欠航し、多くの利用客が空港で足止めされました。 その後、大雪をもたらした低気圧は24日朝までに大西洋に抜け、天候の回復に伴って、道路一面に積もった雪をスコップや機械でかき出す人たちの姿が、各地で見られました。

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