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2016.1.1 : サッカー天皇杯 ガンバ大阪が連覇

サッカーの日本一を決める天皇杯、全日本選手権は、決勝が行われ、ガンバ大阪が浦和レッズに2対1で勝ち、2大会連続5回目の優勝を果たしました。
天皇杯の決勝は、前回大会は日本代表の国際大会出場のため12月に行われましたが、今回は2年ぶりに元日決戦となり、今シーズンはまだタイトルがないガンバとレッズが、シーズン最後のタイトルを争いました。
会場の東京・調布市の味の素スタジアムには満員の4万3000人余りが詰めかけました。
試合は、連覇を狙うガンバが、2試合連続2得点のエースの宇佐美貴史選手を中心に流れをつかむと、前半32分にパトリック選手が力強いドリブル突破から抜け出してゴールを決め、先制しました。
対するレッズは、その4分後に、今大会3試合連続ゴールと好調な李忠成選手のヘディングシュートがゴールポストに跳ね返ったボールを、フォワードの興梠慎三選手が押し込んで、同点に追いつきました。
1対1で迎えた後半は、ガンバが8分のコーナーキックにパトリック選手が右足で合わせて勝ち越しました。
ガンバはこのあとのレッズの猛攻を抑えて2対1で勝ち、2大会連続5回目の優勝を果たしました。
昨シーズン、国内3冠を果たしたガンバは、今シーズンはJ1のリーグ戦、Jリーグナビスコカップともに準優勝に終わっていましたが、最後の天皇杯でタイトルを獲得しました。

 

長谷川監督「すばらしい試合できた」

ガンバ大阪の長谷川健太監督は試合後、「選手が絶対に勝つと強い気持ちでやってくれた。今シーズンはここまでサポーターに悔しい思いをさせていたので、選手は何としてもサポーターに優勝を届けたいと、 最後の最後まで集中力を切らさずにやってくれた。すばらしい試合ができたことをうれしく思う」と大会連覇を喜んでいました。

パトリック「貢献できてうれしい」

決勝で2得点を決めたガンバ大阪のパトリック選手は「チーム全員がタフに戦ったなか、2ゴールが取れたのはよかった。チームに貢献できてうれしい」と話していました。

宇佐美「きょうはみんなに優勝させてもらった」

「ガンバのエース、宇佐美貴史選手は「きょうは自分が得点を取れず、みんなに優勝させてもらった。今シーズンは準優勝が続き、相手の表彰式を下から見上げてばかりだったので、 きょうは優勝して上から見渡して、みんなで喜ぶことができホッとしている」と話しました。
そのうえで、海外移籍も含めた自身の今後については「言えることはない」とだけ話しました。

キャプテン遠藤「決勝点は練習どおり」

ガンバのキャプテン、遠藤保仁選手は「今シーズンはあと一歩のところでタイトルを取れていなかったので、みんなが強い気持ちを持って臨み、 勝つことができてよかった。セットプレーが重要になると思っていたが、決勝点になったコーナーキックは練習どおりの形から決めることができた。
ことしもたくさんのタイトルが取れるよう頑張っていきたい」と話しました。

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