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2015.12.1_2 : 新語・流行語大賞 「トリプルスリー」と「爆買い」



  ことし話題になったことばに贈られる「新語・流行語大賞」が、1日発表され、年間大賞には、▽プロ野球で打率3割、ホームラン30本、 そして盗塁30個の達成を指す「トリプルスリー」と、▽海外からの旅行客が日本で大量に買い物をすることを指す「爆買い」の2つのことばが選ばれました。
「新語・流行語大賞」は、この1年で話題になったことばから、軽妙な表現で世相をついたものや強い印象を与えたものを7人の審査員が選ぶもので、 1日、東京都内でトップテンと大賞が発表されました。
このうち、ことしの年間大賞には、▽ことしプロ野球、ソフトバンクの柳田悠岐選手とヤクルトの山田哲人選手がそろって達成した、打率3割、ホームラン30本、 盗塁30個の「トリプルスリー」と、▽中国など海外からの旅行者が日本で大量の買い物をする「爆買い」の、2つのことばが選ばれました。
「トリプルスリー」を達成した柳田選手と山田選手はそろって壇上に上がり、喜びのことばを述べました。このうち柳田選手は「このような話題性のある賞をいただき本当に光栄です。
これをきっかけにもっと皆さんに野球場に足を運んでいただき、野球を盛り上げていきたいと思います」と話しました。また、山田選手は「トリプルスリーは個人的に目標にしていた数字なので達成できてうれしいですし、 この場に立てたのも非常にうれしいです。プロ野球界をもっと盛り上げられるよう、来年も頑張りたいと思います」と話していました。
また、「爆買い」の受賞者として、全国で免税店を展開する「ラオックス」の羅怡文社長が壇上に上がり、「『爆買い』の本質は、日本の商品のよさにあります。日本企業のものづくりのよさが世界の消費者に愛され、 魅了された結果が『爆買い』につながったのだと思います。このことばが流行に終わらず、今後も世界の人々にいいものを届けられるようにしたいと思います」と話していました。

このほかトップテンには、以下のことばが選ばれました。
▽安全保障関連法や安倍政権を批判する人たちがデモの際に掲げたフレーズ、「アベ政治を許さない」。
▽ことしブレークしたお笑い芸人、とにかく明るい安村さんが裸に見えるポーズを取ったあとに言う決めぜりふ、「安心して下さい、穿(は)いてますよ」。
▽安倍総理大臣が掲げる国民一人一人が活躍する社会、「一億総活躍社会」。
▽華々しく発表されたものの白紙撤回され大きな話題となった、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの「エンブレム」。
▽ラグビーワールドカップで一躍人気者となった日本代表の五郎丸歩選手がキックの前にとる独特のポーズから、「五郎丸(ポーズ)」。
▽安全保障関連法に反対する若者たちのグループ「SEALDs」。
▽便利な反面、落下などのトラブルも相次いだ、小型の無人機の「ドローン」。
▽元プロテニス選手の松岡修造さんの熱いことばで人気となった日めくりカレンダーのタイトル、「まいにち、修造!」。

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