2015.10.19 : 高校生の3割がネット依存
子どもたちのインターネットの利用実態を把握しようと、長野県教育委員会が県内の小学生から高校生を対象にアンケートをした結果、
インターネットを利用できる環境にある高校生は99%に上ったうえ、およそ30%が「ネット依存の傾向がある」と回答していたことが分かりました。
この調査は、県教育委員会がことし7月から8月にかけて県内の41校の小学4年生から高校生までを対象にアンケート方式で行ったもので、全体の97%にあたる児童・生徒4295人から回答を得ました。
それによりますと、インターネットを利用できる環境にある子どもは、小学生で84.4%、中学生で94.3%、高校生で99.1%に上ったということです。
さらに、高校生全体の14.6%が平日のインターネットの使用時間が「5時間以上」と答え、30.1%の高校生は「ネット依存の傾向がある」と回答したということです。
こうした傾向について、県教育委員会は、学習の際にもインターネットを使うケースが増えていることから、今後は使用目的なども調査できないか検討するとともに、インターネットに関連した子どもたちの悩みなどの相談に応じる体制づくりも進めたいとしています。