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2015.10.7 : 第3次安倍改造内閣

安倍総理大臣は、内閣改造を行い、新設した一億総活躍担当大臣に加藤勝信氏を、文部科学大臣に馳浩氏を、また、 農林水産大臣に森山裕氏を初入閣させるなど、第3次安倍改造内閣の19人の閣僚の陣容を決め、菅官房長官が、閣僚名簿を発表しました。 皇居での新閣僚の認証式を経て、第3次安倍改造内閣が正式に発足しました。

安倍総理大臣は、7日午後、総理大臣官邸で、公明党の山口代表との党首会談に臨んだうえで、組閣本部を設置し、内閣改造を行いました。
そして、菅官房長官が、第3次安倍改造内閣の閣僚名簿を発表しました。
それによりますと、副総理兼財務大臣、金融担当大臣に麻生太郎氏が留任。
総務大臣に高市早苗氏が留任。
法務大臣に自民党の参議院議員副会長の岩城光英氏。
外務大臣に岸田文雄氏が留任。
文部科学大臣に元文部科学副大臣の馳浩氏。
厚生労働大臣に塩崎恭久氏が留任。
農林水産大臣に自民党のTPP対策委員長の森山裕氏。
経済産業大臣に衆議院議院運営委員長の林幹雄氏。
国土交通大臣に公明党の政務調査会長の石井啓一氏。
環境大臣に参議院厚生労働委員長の丸川珠代氏。
防衛大臣に中谷元氏が留任。
官房長官に菅義偉氏が留任。
復興大臣に元国土交通副大臣の高木毅氏。
国家公安委員長兼行政改革担当大臣、防災担当大臣に自民党の行政改革推進本部長の河野太郎氏。
沖縄・北方担当大臣兼科学技術担当大臣に参議院環境委員長の島尻安伊子氏。
経済再生担当大臣に甘利明氏が留任。
新設した一億総活躍担当大臣に、官房副長官の加藤勝信氏。加藤氏は、拉致問題担当大臣と女性活躍担当大臣、少子化担当大臣も兼務します。
地方創生担当大臣に石破茂氏が留任。
オリンピック・パラリンピック担当大臣に、遠藤利明氏が留任です。
午後5時すぎから皇居で新閣僚の認証式が行われ、第3次安倍改造内閣が正式に発足しました。

首相 経済最優先 一億総活躍社会へ対策
安倍総理大臣は、第3次安倍改造内閣の発足を受けて記者会見し、経済最優先で取り組むとともに、「誰もがもう1歩、踏み出すことができる社会を創る新しい挑戦を始める」と述べ、一億総活躍社会の実現に向けて、年内に、緊急に実施すべき対策を取りまとめる方針を示しました。
この中で、安倍総理大臣は、今回の内閣改造について、「GDP=国内総生産600兆円、希望出生率1.8、そして、介護離職ゼロ、この3つの大きな目標に向かって、新しい『三本の矢』を力強く放つために強固な体制を整えることができた。老・壮・青のバランス、まさに世代横断的に、日本の未来の姿を、大胆に構想し、果敢にチャレンジしていく体制だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「これからも経済最優先。経済政策を一層強化していかなければならないこの内閣は『未来へ挑戦する内閣』だ。少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。誰もが今よりも、もう1歩前へ踏み出すことができる社会を創る。『一億総活躍』という輝かしい未来を切り開くため、新しい挑戦を始める」と述べました。
そして、安倍総理大臣は、「年内のできるだけ早い時期に、緊急に実施すべき、『対策第1弾』を策定し、直ちに実行に移す。加藤一億総活躍担当大臣には、早急に『一億総活躍国民会議』を立ち上げ、対策を取りまとめてもらう。具体的にどのような政策を実行するのか、『ニッポン一億総活躍プラン』として取りまとめてもらう」と述べ、年内に緊急に実施すべき対策を取りまとめる方針を示しました。 また、安倍総理大臣は、記者団が「今後3年間で成し遂げたい政策は何か」と質問したのに対し、「外交安全保障の面においても、積極的平和主義の旗のもと、世界の平和と繁栄に貢献をしていく。時代が求める憲法の姿、国の形についても国民的な議論を深めていきたい」と述べました。